世界のOZAWA | ハーベストホーム株式会社

世界のOZAWA

  • 雑感

「世界のオザワ」と評され、国際的に活躍した指揮者、小澤征爾さんの訃報。
大好きな指揮者の一人でもあり、日本人として誇りに思う方でもあったので残念でなりません。

ロングヘアーにネックレスという出で立ちで写るレコードジャケットの写真を見て、凄く変わっている人だというのが第一印象。父に話したら、彼はきっと世界的な指揮者になる…と言っていたのがまさにその通りに。

初めて生の演奏を聴いたのは大学に入ってすぐの頃、日比谷公会堂で新日本フィルとの演奏会。チャイコフスキーの4番で興奮したのが今でも思い出されます。

その後、29年もの長きに渡って音楽監督を務めたボストン交響楽団との演奏会の他、ウィーンフィルやサイトウキネンオーケストラなど、小澤さんの生のコンサートは10回以上聴いてきました。

このサインはボストン響の演奏会後に楽屋前で書いていただいたもの。アメリカ大使館の人たちに付いていったらチャッカリいただくことが出来ました。

特に感動したコンサートは、ボストン響とのベルリオーズの幻想交響曲。それにサイトウキネンとのマーラーの第2番・復活。
レコードやCDで聴くより、断然生のコンサートで感動を生み出す指揮者でした。

日本人としてスクーター1台でヨーロッパに渡り、西洋音楽の世界でトップの座にまで上り詰めた小澤さん。天才であったと同時に並外れた努力家でもあったものと思います。

いちファンとして心からご冥福をお祈りいたします。